【迷走?】神コスパの楽天モバイル・新かけ放題オプション
楽天モバイルから突如として発表された新オプションサービス、「10分(標準)通話かけ放題」
実は、利用者にも楽天側にもウィンウィンな素晴らしいオプションサービスではないかと感じたので、考察をしていきます。
もくじ
「10分(標準)通話かけ放題」の概要
今回発表された新オプションサービスの概要はこちら
- 1回10分以内の国内通話が何度でもかけ放題
- 国内SMSが送り放題
この2点が月額1100円で行えるというものです。
これだけ聞くと、何の変哲もないありがちなサービスに思えます。
例えば、Y!・UQ両サブブランドは10分かけ放題サービスを770円で提供しています。
楽天はやや割高ですが、SMS送り放題の差分と考えれば問題ないでしょう。
通常、SMS送信料は3円/70文字と意外と高額です。
よく使う機会がある人にとってはありがたいサービスだと思われます。
「迷走」との指摘も
しかし、今回の発表に大して「迷走だ」とする声が見受けられます
その根拠が「Rakuten Link」の存在です。
ご存じの方も多いと思いますが、楽天モバイルを契約者が専用アプリケーションを使うと、国内通話とSMSが無料となるものです。
追加料金は不要で、10分という縛りもありません。
敵は「スマホデビュープラン」?
しかし、今回のオプションサービスのターゲットは、スマホに不慣れな高齢者層ではないかと私は考えます。
例えば、不在着信を折り返す際に通常通りに通知をタップすると、標準アプリで発信してされて料金が発生してしまいます。
高齢の親や親族にスマホを持たせる際に、そのような懸念を払拭できるので決して無価値なサービスではないでしょう。
ここで、高齢の親にスマホを持たせることを想定してみます。
比較対象は、既存3社の「スマホデビュープラン」です。
このようにしてみると、なかなか競争力があるようにみえます。
そもそも、既存3社のプランはケータイからの変更でなければ契約できません。
この時点で「楽天一択」となる方も多いでしょう。
また、2年目以降も料金が変わらないのも非常にわかりやすい設計といえます。
通信品質については、場所によりまちまちですが、全く問題ないと感じる人も多くいます。
今後更に改善していくと思われますので、使用者の環境に合わせて検討してみて下さい。
自宅のお近くに店舗がある場合は、既存キャリアと遜色ないサポートも望めます。
柔軟性が高く、ステップアップにも最適
更に楽天モバイルの場合、使用者がLinkをつかいこなせるようになった場合にはオプションを外して完全にゼロ円運用にすることもできます。
また、データ使用量が増えても対応が簡単…というより何もする必要がありません。
他社の場合、もう少したくさんデータ量を使いたいと思っても、わざわざプラン変更する必要があるため、使用者の「スマホをもっと使いこなしたい」という意思が削がれる可能性があります。
加えて、一度プラン変更をしたら2度と割安なスマホデビュープランに戻ることができません。
楽天モバイルならば、ただ使わないだけで最適な料金に戻すことができます。
どんな人におすすめか
今回の楽天モバイルの新オプションが適している人は、既にスマホを所持しているが不慣れであるライトユーザーでしょう。
また、節約のために親にMVNOのスマホを持たせている方もいるでしょう。
そんな方の移行先にも最適かと思われます。
楽天側にもメリットあり?
楽天モバイルは「1GBまでゼロ円」を打ち出したことにより、ライトユーザーを取り込めば取り込むほど苦しい状況にあることが予想できます。
そこで打ち出してきた今回のオプションサービスは、ライトユーザーの需要と一致するため、店舗契約する際に勧めやすいと思われます。
それにより、ライトユーザーを取り込んでも一定額の収入を得られるようになるのではないでしょうか。