ささみろぐ

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iPhone実質n円(※)を友人向けに解説する試み

こんちゃ

家電量販店で見かける特価ポスター

最早常態化してしまったスマホの異常割引。

業界としては健全な状況とは言えませんが、消費者としてはそんなことは知ったことない。

存分に活用するほかありません。

今回は、スマホの特価販売の仕組みと注意点について、できるだけ簡潔にまとめていきます。

結論からまとめ

要するに、2万円以下でiPhoneを2年間使用することができる。

・特価購入した機種は2年でキャリアに返却することを推奨(ずっと使うと高くなる)

・使用中破損させた場合、損害金(2万円程度)の支払いが必要なため慎重に扱わなければならない

・実質1円と称しているが、2年間のトータルコストは1.1〜1.7万程度

「返却プログラム」について

これから解説するのは機種代金についてです。

毎月の通信費については一旦一切忘れてください。

現在行われているスマホの特価販売はほとんどが「返却プログラム」を利用するものです。

これをdocomoは「いつでもカエドキプログラム」、auは「スマホトクするプログラム」、SoftBankは「新トクするサポート」と称していますが、概ね同じものです。

以降単に返却プログラムと呼びます。

それがどんなものかというのは、キャリアのホームページを見てもらうのが一番わかりやすいかと思います。

今回はSoftBankのiPhone14 128GBを例に挙げます。(一部HP加工)

大まかに言うと、4年分割を組んで、2年後以降にキャリアに機種を返却したらその後の支払いがチャラになるというものです。

特価を利用するにあたっては、上記に提示されている実質金額は関係ないのでどうでもいいです。

注意すべきはデメリットの方。

2年後返却時に破損があると22,000円の損害金支払いが必要になるため、より慎重に扱う必要がありそうです。

また、もちろん手元に機種は残りません。

事実上のリース契約のようになるので、それが気になる場合は避けた方がよさそうです。

結局いくらなの?

ここからが本題。

今回は冒頭に示したこのポスターを例に実質n円のカラクリを紐解いていきます。

(なお、ガイドライン変更前に撮影したものなので現在見られる物とは少しフォーマットが異なりますが、本質的には変わりません。)

画像が粗いというのもありますが、いまいちピンとこない。

これを図解すると

どうでしょう、少しは分かりやすくなったでしょうか。

これで、24ヶ月目で返却しないと損だということが分かるかと思います。

また、気になるのが回線セット割引という項目。

これはSoftBankの回線を契約しないと適用することができません。

(逆にいうと機種単体割引は回線契約無しでも適用できるが、更にややこしいので割愛)

いくら機種代が安くなっても回線代が高ければ意味がありません。

U22プランを駆使セヨ

そこで契約すべきなのがSoftBankauが展開する22歳以下向けのスマホデビュー向けプラン。

実はもうスマホを持っていても新規加入することができます。

おすすめはSoftBankスマホデビュープランプラス。

(auは新規契約でも可能な案件が少ない上、SoftBankならPayPayクーポン特典が付帯するため)

1年間1,078円なので、前述の回線セット割引で相殺できます。

おおよそ6ヶ月以上使用したら解約しても大丈夫です。

ポイントは、サブ回線として追加契約をすること。

現行のiPhoneはデュアルSIM運用が可能なので、現在利用中のメイン回線はそのままに2つの回線を併存させることが可能です。

回線契約も込みにした総維持費の図解がこちら。

(24ヶ月目での返却を前提としたため横軸幅の変化に注意。メイン回線の料金は含まず。)

これはスマデビ解約の時期によって変動しますが、最安で1.1万円程度です。

 

結論については初めにまとめてあるので重複することは書きませんが、この昨今の異常割引を利用すれば非常にお得にスマホを使うことができる一方、注意事項もあります。

よく気をつけたうえでご利用ください。